こんにちわ、アザラスです。
2月8日・9日に秋葉原で開催された「マニアフェスタ」に行ってきました。
「マニアフェスタ」とは、公式サイトによるとこんなイベントです。
マニアとは、見えてる人たち。
庭先のゴムホースだったり、道に落ちてる手袋だったり。
あるのに見えなかった、なにげなく通りすぎていたものに
美しさやおもしろさ、呪いを感じている人たち。マニアフェスタはそんな視点を、グッズに、本に、イベントに
マニアフェスタvol.4開催概要
いろんな方法で表現する祭典です。
幅広いジャンルのマニアや研究者、専門店が約117組勢揃い!
ここに来たあなたは、もう、いままでどおりには歩けない。素通りできない。
そう、あなたも、もう見ている人なのだから……!!
https://maniafesta.jp/vol-4-summary/
やばくないっすか?
つまり・・・「マツコの知らない世界」に出演するような、いわゆる「○○マニア」と呼ばれるような人たちが一堂に会するという、なかなかディープな祭典です。
会場は多くのお客さんで賑わっていました。
私は仕事柄、普段からこういった人たちにアンテナを張っています。
しかし、実際に体感したのは初めて。
マニアたちは、その熱量で訪れる者を圧倒し、その視野を強引に押し広げてきます。
気づくと、うっかりいろんなモノを買ってしまっていました。(しょーもな!)
財布のひもは硬い方なんですけど、こういう唯一無二な感じに弱いのです。
CONTENTS
「あれ?」気づいた時にはすでに買っていた4品
「ガラスで作ってみるマニア」の幽霊グラス
吹きガラスという技法で、気に入ったモノを片っ端からガラス細工にしていってしまうという「ガラスで作ってみるマニア」の吹きガラスドロップさん。
メンダコ、雷門の提灯、回転するケバブの肉の塊のやつ、軍手・・・。
ラインナップはだいぶカオスなんですが、一個一個超可愛くて。
んで、私が買ってしまったのがこれです。
可愛くないですか?
ちょうどグラスが欲しいと思っていたところだったとは言え、うっかり買いです。
ちなみに彼女が作ったガラスの軍手は友達にインスパイアされたそうですが、その友達は「片手袋マニア」として同じ会場に出展していました。
マニアは別のマニアを引き寄せ、そして化学反応を起こすようです。
ジオ菓子マニアの「ジオ菓子」
地層とか岩石とかって、なんとなくチョコレートとかビスケットに似ていませんか?
ふとした瞬間に、「もしお菓子だったらどんな味がするんだろう?」って気になりませんか?
どうですか?(笑)
そんな疑問から、地層とか岩石そっくりのお菓子を生み出し続けているのが、ジオ菓子マニアの鈴木美智子(ジオガシ旅行団)さんです。
伊豆はおもしろい地質が集まっているのですが、ここでガイドをしているのが鈴木さんです。
石コロがなんとなく美味しそうに見えたことから、岩石そっくりのお菓子を素材から製法まで試行錯誤して作ってしまったそうです。
こだわりが物凄いのですが、話をしてみると明るくてパワフル!よく笑う素敵な方でした。
このジオ菓子、いろいろ種類があるのですが私が買ってしまったのがこちら。
もちろんお菓子です。
写真ではうまくお伝えできないのですが、黒曜石特有の割れた断面がものすごくリアルに表現されています。その断面の模様のでき方を研究、食べられる素材でまず菓子を作り、それを実際に割って再現したそうです。
凄すぎて、もう笑うしかない。
竹炭と伊豆産の玄米を使用した「カワゴ平火山(かわごだいらかざん) 黒曜石」は、専門家がルーペで見ても違いがわからないほどの再現度だとか。
「ドジっ子看板マニア」のステッカー
よく道路で見かける、”車とかに引かれそうになっている子供が描かれている注意喚起の看板”。
ありますよね、確かに。飛び出し坊や的なやつ。
そんな全国の「ドジっ子看板」を収集、紹介しているのが赤沼俊幸さんです。
そんな赤沼さんが収集したドジっ子看板の傾向を分析して、特徴を盛り込んで作ったキャラクターが「どじた」。
結果的にぜんぜんドジっ子ぽくない、ちょっと賢げなキャラになってますが。
なんとなく可愛くて「どじたステッカー」買っちゃいました。
可愛くて貼るのもったいないな。
「路上をハンコにしちゃうマニア」の路上缶バッジ
古い住宅街とかでよく見かける風景。
猫よけのペットボトル、古びた室外機、サボテン・・・
そんな路上あるあるをハンコにしているのが、女性2人のユニットSABOTENSさん(「落ちもん写真家」の藤田泰実さんと「路上園芸学会」の村田あやこさん)です。
ハンコめちゃかわなんですけど、こういうの全部揃えたくなっちゃうタイプなんで手出しやめました。
缶バッジで我慢です。
ヤカン持ったおじさんと、サボテンon室外機、罪を悔い改めなさい看板。かわいすぎる。
マニアな素敵な方々
他にも素敵なマニアな方々、たくさんいました。
2名ほど紹介します。
「囲碁アートマニア」関翔一さん
囲碁をドットのように使って絵を描くんですが、ここから勝負すると引き分けになるように作っているというところがみそ。囲碁経験者✖️アーティストでこうなります。
さらに笑ってしまったのが、囲碁の仕組みを使って計算機を作ったことです。
わかりますかね?ようするに黒石を1、白石を0とした場合、特定の位置に白と黒の組み合わせを入れてゲームを進めると、取られた石=計算の結果(2新法で計算)が出力されるという仕組みです。回りくど!(笑)
いやでも関さんと話していて、囲碁ってなんかデジタルとの相性がよくて、可能性を感じさせるゲームなんですよね。
ぜひ囲碁の世界を拡張していって欲しいです。要注目です!
「台湾の団地マニア」鉄窓花書房
台湾の団地には一軒一軒ユニークな格子が設置されています。
以前台湾に行った時に見た団地の風景が作品になっていて超感涙!
台湾愛の深い素敵なマダムでした。
マニアフェスタはおすすめ!次回開催された時はぜひ
うっかり買ってしまったと言いつつ、有意義なイベントでした。
やはり「ただお店やネットで買う」のと「熱い想いを持った作り手から直に買う」のとでは全然違いますね。そのもののストーリーや思いなどが詰まっていて、本当にいい体験でした。
マニアフェスタ。今回第4弾ですから、また近いうちに開催するのではないでしょうか。
熱いマニアの話を聞きたい人、知らない世界を覗きたい人、ぜひ参加することをオススメします。
以上!アザラスでした。